明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になり
誠にありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、家づくりでは、「あれもしたい」「これも入れたい」と、
つい理想をたくさん詰め込みたくなります。
しかしながら、設計の仕事をしていると「やらない」という選択の大切さも強く感じます。
今回は、私たち設計士が自分の家ではあえて選ばなかったことを3つご紹介します。
これから家づくりを考える方への、ひとつの判断軸になれば嬉しいです。
1.必要以上に大きな窓

窓は大きければいいというものではありません。
室内の明るさやデザインを重視しすぎた結果、
外からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしになったり、
夏は暑く、冬は寒くなってしまったり。
結果として、光も景色も楽しめない家になってしまうこともあります。
窓を設ける場合、そこで何をしたいのかという目的に応じて、
「大きさ」、「位置」そして「向き」を検討することが大切になります。
どこに開けば光が入るのか、どこなら視線を気にせず開けられるのか。
その土地、その暮らしに合わせて“ちょうどいい窓”を考えることが、心地よさにつながります。
その上で、機能として整えた窓を、どう美しく見せるか。
暮らしやすさとデザイン性の両立を叶えることが、私たち設計士の仕事であると考えています。
2.収納を後回しにした間取り

暮らしが始まってから困るのは、実は収納関係であることがとても多いです。
片付かない、物の置き場が決まらない…
それだけで、どんなに素敵な空間でも、日々のストレスになってしまいます。
だからこそ私たちは、収納を「間取りの一部」として家づくりの初期段階から考えます。
どこで何を使うのか、どこに戻すのか。
ご家族の暮らしの動きと一緒に収納を設計することで、無理なく整う家になります。
3.行き止まりのある動線

廊下の先が壁で終わってしまう…
こうした“行き止まり”の動線は、日常の小さな不便を生みます。
回遊できない動線は、家事の度に行ったり来たりする距離が増え、
将来的に体の負担にもなっていきます。
私たちは、できるだけ「回れる」「抜けられる」動線を意識して設計しています。
キッチン、洗面、収納、リビングがゆるやかにつながり、
自然と体が流れるように移動できる。
そんな動線は、暮らしを穏やかに、そして確実に楽にしてくれます。
最後に…
「やらない」という選択は、決して妥協ではありません。
それは、暮らしを想像した上での、ひとつの答えです。
流行や見た目だけでなく、
10年後、20年後も心地よく暮らせるかどうか。
その視点で選び続けることが、後悔しない家づくりにつながると、私たちは考えています。
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STaD(スタッド) 株式会社鈴木貴博建築設計事務所