「自己表現をし、 思いやりの心をもって伸び伸びと過ごす。」をテーマとした園づくりに沿えるよう、
既存園舎とのつながりだけでなく、園庭へと園児たちが活発に跳びだして行けるよう、
外とのつながりも重視した設計を心掛けました。
教室だけでなく廊下も、床から天井までの大開口に面することで、常に明るく陽が差し込み、
また園児たちも内外部を伸び伸びと行き来できるようなプラン、デザインにしました。
「食育」を大事にされたいご要望から、およそ200人を収容できるランチルームを設けました。
傾斜天井で吹抜に配した大型の台形FIX窓は、心地よい陽が差し込むだけなく、近隣の自然を取り込み、
前庭とのつながりをも強めてくれます。
配膳効率の高い造作配膳カウンターや収納倉庫、2階の会議室や、既存園舎への渡り廊下へと続いていく、幅広の木製階段をご提案。
安全性を第一に確保しながら、子供たちの目線からも楽しいと思ってもらえるような設計を心掛けました。
既存園舎へとつながるホール。
こども園のため、安全面を考慮し建具は引戸をご提案、ほぼすべてに手挟み防止の加工を施しました。
上吊戸にすることで、床にレールも不要なため、衛生面にも配慮したご提案です。
居室間は垂れ壁を造ることなく空間を一体的に利用でき、園児たちにもストレスがかかりにくい、
開放性のある空間となっています。
所在地 真岡市西高間木
内 容 増築 認定こども園 ランチルーム 傾斜天井
規 模 地上2階
設計・監理・デザイン・撮影 STaD